みなさんは「禁煙しようとしたけど失敗した…。」なんて経験はありませんか。
中には「自分はなんて意志が弱いんだろう…。」なんて落ち込んでる方もいるかもしれませんが、全く気にする必要はありませんよ。
なぜなら、統計ではそもそも喫煙者の9割の方が禁煙に失敗している、というのがすでに明らかになっていて失敗するのが当たり前だからです。
かくも簡単には辞められないのがタバコというものなんですね。
しかし、科学技術の進歩というのは素晴らしいもので、つい10年前までは我慢するしかなかったニコチン依存症も、今では禁煙のためだけに生み出された薬も数多く登場しているんです。
今回は、本気でタバコを辞めたい人のためにそれをサポートしてくれる薬をいくつかご紹介します。
どうしてもタバコが辞められないなら薬しかない
まず、なんで「どうしてもタバコをやめたい」と思ってもがすぐ吸いたくなってしまうのでしょうか?
その理由はただ一つ、タバコの葉っぱに含まれるニコチンと呼ばれる物質の依存症になってしまっているから、です。
実はタバコの葉っぱに含まれているニコチンは、摂取すると脳にドーパミンという脳内麻薬を分泌させる作用があります。
これが快楽をもたらすので、クセになってしまい辞められないというわけなんです。
実はこれはコカインやヘロインといった麻薬と全く同じシステムなんですよ。
ちょっと、恐怖を煽るような言い方になってしまいましたが、要は麻薬と同じタイプの依存なので「吸いたいけど吸わない!」と我慢するのは意志の力だけでは難しい部分がある、というのだけ覚えておいていただければと思います。
しかし、幸いなことに一昔前なら我慢するしかなかった禁煙も最近は技術の進歩によって、厚生労働省に効果が認められるような禁煙薬さえ登場する時代になりました。
なので、何度も禁煙に失敗しているという方はとにもかくにも薬を使うのが絶対におすすめと言えます。
有名どころは禁煙外来でも処方されるチャンピックスですね。
禁煙外来は恥ずかしければ、ネット通販でも(厳密には個人輸入代行)購入できます。
外来でもネット通販でも、とにかくなんでも良いのでまずは第一歩踏み出してみましょう!
【チャンピックススターターパック(champixstata)】
チャンピックス(CHAMPIX)はファイザー社が製造する禁煙のための飲み薬です。日本でも「すぐ禁煙」のキャッチフレーズで親しまれ、チャンティックスと呼ばれることもあります。このスターターパックはファイザー社製の正規品です。たばこを吸うと、脳にあるニコチン受容体にタバコのニコチンが結合し、ドパミンという快感を感じさせる物質を出します。
ちなみに、チャンピックスが有名というだけで、他にも禁煙に効果が認められる薬はたくさんあります。
例えば強化版ニコレット的なブプロンや妊婦の方でも使える禁煙サプリ・ZEROニコチンピルズなどなど…自分に合った薬がないかぜひチェックしてみてください。
ブプロンSRは禁煙治療薬ザイバンのジェネリック医薬品です。もともとうつ病のお薬でしたが、患者さんが次々とタバコを止めていったことから、たばこをやめさせる効果があるのではないかと考えられました。現在では禁煙外来で主に使われています。日本ではまだ承認されていませんが、海外では10年以上前から使われている禁煙補助薬です。ブプロンの禁煙させる効果はニコチンパッチやニコチンガムの2倍もあると言われています。
ZEROニコチンピルズ(ZERO NICOTINE PILLS)は天然成分由来の禁煙補助薬です。セント・ジョーンズ・ワート(SJW)やスカルキャップ(SCULLCUP)などの天然ハーブ成分が神経を落ち着かせ、禁煙中のニコチン禁断症状(離脱症状)を和らげます。チャンピックスと同じように、ニコチンは入っていません。ニコチンはまったく含みませんが、ニコチンを摂ったときのような感覚が得られます。人工の化学物質は含まず、天然成分だけでできているので安心して飲めます。
薬を飲めば本当にタバコが辞められるのか?
このチャンピックスにはバレニクリンという有効成分が含まれていて、バレニクリンはタバコが辞められない原因の大元・ニコチンが脳に作用するのをブロックしてくれる働きがあります。
喫煙そのものによる満足感はあまり得られなくなるようになっていくので、結果的に喫煙習慣そのものがなくなっていくというわけなんです。
さらに、ニコチンをブロックしたバレニクリンはニコチンの代わりに脳にくっついてニコチンの半分くらいのドーパミンをゆるやかに放出してくれる働きも持ち合わせています。
「結局ドーパミン出すんかい!」と思う方もいるかもしれませんが、実はこのはたらきが重要でニコチン切れ=ドーパミン欠乏の禁断症状があらわれにくくなるので、禁煙を無理なく続けやすくなるんです。
ニコチンのブロックから禁断症状のケアまでしてくれるバレニクリン、一粒で二度おいしいすごいやつですね…。
ニコチン「脳の前に変なやつがいっぱいいて通れない件…」
しかし、チャンピックスも残念ながら夢の薬というわけではありません。
本数が減るのは間違いないでしょうが、あくまで禁煙するのをサポートしてくれるだけですので最終的にはやはり自分の「辞めるぞ!」という意志が大事になってきます。
というか、チャンピックスで依存状態がだいぶ緩和されてもまだ我慢が必要なくらい、ニコチン依存症は薬物依存と同じくらい根深いということですね。
ただ、麻薬と違ってチャンピックスを使いながら喫煙していても全然吸ってOKなところがありがたいですね。
自分にとって無理のないペースで、少しずつ少しずつ本数を減らして最終的にゼロになるようしていけば良いのです。
きっと大分本数が目減りしてきた頃には、いつの間にかタバコを吸いたいなんて思うこともなくなっていますよ。
⇒パイポに禁煙効果はほぼなし!でも禁煙は2008年に登場した新薬でできる!
もし本数があまり減らなかったらタバコの代わりを!
習慣とはその人の調子を整えるためのルーチンみたいなものですので、やらなくなるとものすごい違和感で「何か口に入れてないと我慢できん!」となるのがいたって普通の反応です。
なので、口さみしい人は無理せずタバコの代わりになるものを使ったりすることで改善していきましょう。
一般的に使う人が多いのは、アメやガム、タブレットなどなどのお菓子類ですね。
しかし、人によっては「食べるのじゃなくてタバコ型の何かがいい」「喫煙所のお付き合いが…」なんて方が結構多いと思います。
そういった諸事情で思うように本数が減らせない人に個人的におすすめしたいのは電子カフェイン吸入器です。
これは、要は電子タバコのカフェイン版で、霧状のカフェインを吸い込む様はタバコと全く一緒!
ニコチンは入ってないですし、喫煙所とかで「お前のそれなに?」「これ?カフェインだよ。」なんて、ちょっと最先端のおしゃれっぽい感じも…!(僕の個人的な意見ですが)
ちなみに、電子カフェイン吸入器はカフェイン依存症というまた別の問題もありますが、カフェインはそもそも依存性が存在するのかどうか、というくらい依存性は低いものですのであまり気にする必要はないのではと思います。
とにかくニコチンはコカインやヘロインよりも依存性が高いくらいの成分なので、1本でもタバコを減らせるなら電子カフェイン吸入器はどんどん使った方が良いでしょう。
⇒ニコレットでの禁煙より成功率が高い「医薬品」があるってご存知ですか?
まとめ
ということで、タバコが辞められないのは依存症は薬で治そう!という主旨でしたがいかがでしたか?
もしかしたら中にはそれでもダメだった…方もいるかもしれませんが、禁煙できなくても気にする必要はないので、絶対に自暴自棄になったりはしないでください。
そもそもニコチンの依存度は人の体質によってそれぞれ、あなたがたまたま他の人よりニコチンと相性が良かっただけのことなのです。
医学もどんどん進歩してきてるので、次に何かの薬が出たときにまた禁煙してみればいいだけの話。
気楽に捉えましょう。それまでは、とりあえず禁煙は諦めてアイコスなどに切り替えるというのも手ですよ。
⇒禁煙できる医薬品ってご存知?チャンピックスで禁煙に再チャレンジ!