糖尿病の薬でダイエットをしている人が増えています。
しかし、
「糖尿病の薬なのにどうしてダイエットの効果があるの?」
「糖尿病じゃないのに糖尿病の薬を飲んで危険なことがないか心配…」
といった疑問も出てきますよね。
今回は糖尿病の薬で痩せる仕組みや、危険性があるか、注意点などを説明していきます。
また、糖尿病の薬を飲んでもあまりダイエット効果がない人におすすめのダイエット薬もご紹介します!
ゼニカル(xenical)は、余分な脂肪分を便と一緒に排出するダイエット医薬品です。肥満症の治療にも処方されており、一回の食事に含まれる30%もの脂肪分が便と一緒に排泄されます。
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糖尿病の薬にどうしてダイエット効果があるの?
糖尿病のお薬で痩せられる、ダイエット効果があるのはどうしてなのでしょうか。
それは糖尿病という病気が、肥満の原因となる炭水化物や糖分と密接な関係があるからです。
ダイエットに効果のある糖尿病の薬の効果
炭水化物などの糖質を摂取すると血液に集められて血糖値が高くなり、インスリンの働きによって血糖値が下がります。
糖尿病は血糖値を下げる働きを持つインスリンの分泌が少なくなったり、インスリンの働きが悪くなって血糖値が下がりにくくなってしまう病気です。
ダイエットに効果がある糖尿病のお薬は、炭水化物や糖分の吸収を阻害し体外へと排出することで、普通に食事するよりも血糖値の上昇を抑える効果を持ちます。
この炭水化物や糖分の吸収が抑えられるという効果を利用して、糖尿病になっていなくてもダイエット目的で糖尿病のお薬を飲まれるかたが多くなっています。
肥満と糖尿病の薬の関係
炭水化物から吸収された血液中の糖分は全身にエネルギーを供給する役割を持ちますが、余った糖分は脂肪に変換されて身体に蓄えられます。
そのため炭水化物をたくさん摂って必要以上に血糖値が高くなると、消費エネルギーよりも余剰エネルギーが多くなりどんどん脂肪が増え、やがて肥満になってしまうのです。
そこで糖尿病のお薬を飲むと炭水化物や糖分が吸収されにくくなりますので、血糖値が抑えられ、消費エネルギーが少なくてもエネルギーが余らず脂肪の増加を抑えられるわけです。
特に普段から炭水化物や糖質の多い食事が大好きでよく食べられる方ほど大きなダイエット効果が期待できます。
ダイエットはしたいけど、お米やパン、麺類、甘いもの等をなるべく控えたくないという方にはもってこいのお薬ですね。
ダイエットによく使われている糖尿病の薬
続いて、ダイエットに良く使われている糖尿病のお薬の種類をご紹介します。
グルコバイ(アカルボース)
グルコバイ(アカルボース)は糖質吸収抑制剤(炭水化物吸収阻害薬)と呼ばれているお薬です。
有効成分のアカルボースが小腸の中で糖分を分解する働きを持つα-アミラーゼを阻害することで、炭水化物の消化・吸収率を落とすことができ、血糖値を下げる効果があります。
炭水化物の吸収を妨げる効果から、副次的な作用として余分な糖質が脂肪に変換されることを防ぎ、ダイエットの効果も得ることができます。
ダイエット時の飲み方は、炭水化物や糖質の多いものを食べる時だけ食前に服用することで効率よく効果を得ることができます。
グルコバイをダイエット目的で使用する場合、美容クリニックで処方してもらったり、個人輸入代行サービスを行っている通販サイトなどで購入することが可能です。
スーグラ
スーグラは、選択的SGLT2阻害薬というお薬です。
SGLTとは「ナトリウム・グルコース共役輸送体」の略で、血液中のナトリウムやグルコース(ブドウ糖)を細胞内に吸収するタンパク質です。
このSGLTの中でも、最もグルコース(ブドウ糖)の再吸収が行われる腎臓で働いている「SGLT2」の作用のみを選択的に阻害することで、ブドウ糖を尿と一緒に排出させる効果を持ちます。
「おしっこと一緒に糖分が出るって糖尿病と同じなんじゃないの?」
なんて思うかもしれません。
しかし、糖尿病の問題点は血糖値が上がる事です。
スーグラは血液中に糖分が吸収されるのを阻止することで、直接血糖値の上昇を抑えてくれます。
スーグラをダイエット目的で使用する場合は、ダイエット外来のある各クリニックで処方してもらうことができます。
飲み方は毎日1回朝食後の服用だけとなっています。
糖尿病の薬をダイエットに使って危険や注意点はないの?
グルコバイやスーグラにダイエット効果がある理由はお分かりいただけたかと思います。
しかし本来糖尿病のお薬をダイエットに使うのに何か危険であったり問題点はないのでしょうか。
どちらもダイエット目的でクリニックへ行けば処方してもらえるお薬ですので正しく利用をしていれば基本的に安全ではありますが、医薬品ですので当然副作用などの注意点もあります。
これらもしっかりと把握した上で利用するかどうかを決めるようにしましょう。
低血糖症のリスク
糖尿病のお薬をダイエットに使う場合、まず注意しなければならないのは低血糖のリスクです。
元々血糖値を下げる効果のお薬ですので当然ですよね。
低血糖症になってしまうと空腹感や冷や汗、手の震え、動悸や息切れなどの症状が現れ、酷いとショック症状で意識を失ってしまうケースもあり非常に危険です。
低血糖の症状が出た場合はチョコレートや飴玉などで糖分を補給すれば改善することができますが、症状が頻繁に出る場合は糖尿病のお薬を使ったダイエットは中止するようにしましょう。
アルコールは低血糖のリスクを更に引き上げますので、グルコバイやスーグラを服用中はお酒を控えてください。
その他副作用
糖尿病のお薬は、医薬品ですので副作用もあります。
グルコバイの場合、お腹の調子が悪くなる、おならがよく出るようになるなどの副作用が特に多いです。
スーグラの副作用としては、尿に糖分が含まれることによって頻尿、多尿やそれによる喉の渇きが多く、こまめな水分補給が必要となります。
また、膀胱炎やカンジダ症などの尿路感染症にかかりやすくなります。
脂肪・脂質を多く摂る人には効果が薄い
グルコバイやスーグラは炭水化物や糖質の吸収を抑えて摂取カロリーを制限することでダイエット効果を得ることができます。
そのため炭水化物や糖質が大好きでよく食べるという方ほど大きな効果が期待できます。
しかし、逆に炭水化物や糖質はあまり摂らない、脂肪や脂質の多い料理をよく食べるという方にはあまり効果が期待できません。
このように、知っておかなければ危ない注意点や使い方によっては効果が薄くなってしまうケースもあります。
こういった注意点をしっかり理解した上で、用法容量を守って使っていきましょう。
脂肪を沢山摂る人のおすすめダイエット医薬品
ご飯やパン、パスタなどの炭水化物や甘いものが大好き!という人なら、グルコバイやスーグラの利用で好きなものを食べながらでもダイエット効果に期待ができます。
しかし焼肉や油っこい中華料理、揚げ物など脂質の多い料理が好きで炭水化物はそれほど食べないという方のダイエットには、脂肪吸収抑制剤のゼニカルというお薬がおすすめです。
脂肪吸収抑制剤ゼニカル
グルコバイやスーグラとは違い、ゼニカルは肥満治療薬、つまり正真正銘ダイエットの為のお薬です。
ゼニカルの有効成分であるオーリスタットは、脂肪を分解、吸収するための酵素であるリパーゼに作用し、通常腸から吸収される脂肪分の多くを吸収させずに便と一緒に排出させます。
油が吸収されずに便と一緒に出てくるのが直接見て取れるだけに、ゼニカルを使った人は「これは痩せる」と実感される方が多いようですね。
他にグルコバイやスーグラと異なるのは、服用中に飲酒しても問題がない点です。
飲み方は基本的に食前の服用となりますが、脂肪分の多い食事の時だけ服用することで効率よくダイエット効果を発揮できます。
肥満外来での処方の他に、個人輸入代行サービスを行っている通販サイトで購入することも可能です。
当サイトでもゼニカルの取り扱いがございますので、ダイエットはしたいけど脂質を控えたくないという方は是非お買い求めください。
ゼニカル(xenical)は、余分な脂肪分を便と一緒に排出するダイエット医薬品です。肥満症の治療にも処方されており、一回の食事に含まれる30%もの脂肪分が便と一緒に排泄されます。
<使用方法>
ゼニカル(xenical)の飲み方は、脂肪分の多い食事をする際に水またはぬるま湯と一緒に、1回1錠、1日3回まで服用してください。
<注意点 副作用>
重篤な副作用告はありません。ただし、排便の増加・軟便・下痢・おなら・胃もたれ・ビタミン不足による肌荒れ・脂漏れなどの報告を受けています。
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ゼニカルの副作用や注意点
ゼニカルを飲んでいると脂溶性ビタミンが不足してしまい、肌荒れや生理不順の症状が出てくる恐れがあります。
そのため、ゼニカルでダイエットを行う際にはビタミン剤やサプリメントなどでビタミンを補うのがおすすめです。
また、油分が吸収されないことでお腹が緩くなったり、油漏れやおならをしたときに油が出てきてしまったりすることもありますので気をつけましょう。
糖尿病の薬がダイエットに使える!?まとめ
糖尿病の薬、グルコバイやスーグラにダイエット効果があるのは、炭水化物や糖分の吸収を抑える効果があるからです。
そのため、お米やパンに麺類、甘いものを我慢せずにダイエットしたいという方には非常におすすめです。
正しく利用していればダイエット目的でも安全に使えますが、焼肉や中華、揚げ物など脂肪分の多い料理が好きで炭水化物はもともとそんなに摂らないという方にはあまり効果が期待できません。
そういう方には脂肪の吸収を抑えてくれる薬、ゼニカルがおすすめです。
自分の食生活に合ったお薬を選んで効率のいいダイエット方法を実践していきましょう。
(Text:五十嵐ひろし)