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愛犬のフケが増えたら要注意!原因となる病気や対策法は?

愛犬からフケが出てきたらそれは病気かも?

こんにちは、「イエカラ薬局」の五十嵐です!

普段犬のフケが気になる事ってあまりないですよね。それは健康なワンちゃんからは基本的にほとんどフケが出ないからです。しかし、愛犬のフケが目に見えて目立つようになってくると注意が必要です。

今回は愛犬から大量のフケが出たときに考えらえる病気などの原因、それらの対策方法をご紹介します。

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ヴェトセブ(VET SEB)は消毒やかゆみ止めの効果を持つ犬猫用の抗菌シャンプーです。有効成分硫黄(チオ硫酸ナトリウムから)2%・サリチル酸USP2%により、消毒、防カビ、角質溶解の効果を持ち、抗菌作用があるので、皮膚のかゆみや、脂漏症、様々な皮膚疾患を治療する事ができます。

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フケの原因となる病気

フケの原因となる病気はこれ

犬のフケが多くなった時、それは病気のサインなのかもしれません。 愛犬のフケが目立ち始めたら、なるべく早く動物病院へ連れて行ってあげましょう。

ここでは犬のフケの原因となる主な病気をご紹介します。

ツメダニ症

ツメダニ症はツメダニがおもに背中などに寄生し、寄生部位に大量のフケが出るようになり痒みを引き起こす病気です。抵抗力のある成犬へ寄生してもあまり発症しませんが、子犬が発症すると症状が重くなりやすいので注意が必要です。寄生すると皮膚に炎症を起こしフケが多くなりますが、このフケがツメダニのエサになります。

人に感染することもありますので、ツメダニが感染した犬との接触はなるべく避けましょう。スポット薬や内服薬、薬用シャンプーなどで治療することができます。

疥癬(かいせん)

疥癬症は、ヒゼンダニが皮膚の表面に寄生することで炎症を起こす病気で、多くのフケと強い痒みを伴います。特にメスダニは皮膚の中に2~3ミリのトンネルを掘り産卵するため、非常に強い痒みが出ます。

感染源は既に感染した犬との接触となります。また、人にも感染しますので疥癬症になった犬との接触は気を付けてください。注射や外用薬、内服薬、シャンプーなどで治療することができます。

アトピー性皮膚炎

犬アトピー性皮膚炎は、体内にアレルゲンが入り込んだ際に免疫効果が過剰に表れることによって起こる病気です。激しい痒みや皮膚の炎症、フケなどの症状がでます。原因はバリア機能の低下や免疫バランスの乱れで、おもなアレルゲンはダニやその死骸、排泄物、ハウスダストなどです。

アトピー性皮膚炎は、アレルゲンの排除や食事の改善、薬などで治療することができます。

脂漏症

脂漏症には、乾性脂漏症と油性脂漏症というものがあります。乾性脂漏症は皮脂の分泌が少なすぎることによって、皮膚の乾燥や悪臭、そして毛が薄くなりフケが目立つようになります。油性脂漏症は逆に皮脂の分泌が多すぎることにより発症し、皮膚や毛、そしてフケがべたつきこちらも悪臭を放ちます。

原因としてはホルモンバランスの乱れなどにより皮膚の代謝(ターンオーバー)が早まる異常によって、マラセチアなどの細菌が増殖し臭いやかゆみを引き起こします。バランスのとれた食事や生活環境の改善、シャンプーなどで治療することができます。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は油性脂漏症が重症化した状態です。油性脂漏症はカサカサとしたフケではなく、べたついた独特の臭いがする脂性フケが多くなり、皮膚や毛にもべたつきが見られかゆみを伴います。重症化すると皮膚への発疹、脱毛やかさぶたがみられるようになり、脂漏性皮膚炎となります。

脂漏性皮膚炎は生活環境や食事のバランス改善、専用のシャンプーなどで治療することができます。

皮膚糸状菌症(白癬)

皮膚糸状菌症(白癬)は皮膚糸状菌という真菌(カビ)の一種が感染することによっておこる病気で、円形の脱毛や皮膚の炎症、フケなどがおもな症状です。皮膚糸状菌症に感染している動物や人との接触によって感染し、犬から人にも感染します。わかりやすいところで言えば、水虫やたむしなどの原因菌です。

こちらは抗真菌薬や、抗真菌効果のあるシャンプーなどで治療することができます。

様々な皮膚疾患に効果のある犬用シャンプー

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当サイトでは様々な皮膚疾患の治療に効果のあるシャンプー、ヴェトセブ(VET SEB)を販売しています。

ヴェトセブ(VET SEB)は乾性脂漏症や油性脂漏症といった脂漏症、脂漏性皮膚炎、皮膚糸状菌症などの治療に効果があります。

愛犬のフケが気になり動物病院で診てもらって、これらの病気が判明した場合は是非使ってみて下さい。

ただし他の皮膚病が原因だった場合は症状を悪化させてしまいかねませんので、必ず動物病院で診てもらいフケの原因を特定してから使用してくださいね。

ヴェトセブ(VET SEB)かゆみ止めシャンプー

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ヴェトセブ(VET SEB)は消毒やかゆみ止めの効果を持つ犬猫用の抗菌シャンプーです。 有効成分硫黄(チオ硫酸ナトリウムから)2%・サリチル酸USP2%により、消毒、防カビ、角質溶解の効果を持ち、抗菌作用があるので、皮膚のかゆみや、脂漏症、様々な皮膚疾患を治療する事ができます。 また、毛艶をよくする成分のも配合されており、ペットの犬や猫の被毛の艶や光沢も保つ事ができます。


<使用方法>

週に1~2回のペースで使用します。 使用前にヴェトセブをよく振って、ペットの毛を十分に濡らした後に、肌や被毛を揉みこむようにしっかり泡立ててシャンプーをし、泡だてた状態で5分~10分時間を置き、ぬるま湯で液が残らないように洗い流します。

<注意点 副作用>

副作用は特にありませんが、万が一異常が見られた場合は使用を中止し獣医師の診断を受けて下さい。 注意点としてはシャンプーをする際に泡や液体がペットの目に入らないように注意し、もし目に入った場合は水でよく洗い流して下さい。

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乾燥肌(ドライスキン)が原因となるフケ

寒くて乾燥した季節にフケが出るなら乾燥肌の可能性も

秋から冬にかけた空気が乾燥している時期にフケが目立ち始めた場合、乾燥肌(ドライスキン)が原因なのかもしれません。

ただでさえ寒くて乾燥する時期ですし、エアコンなどの暖房もありますから冬場は肌が乾燥でカサカサになって困る方が多いのではないでしょうか。犬だって乾燥すると肌がカサカサになるんです。

ドライスキンの状態では皮膚のバリア機能が低下することで、肌荒れやかゆみから、やがて細菌の感染による皮膚炎を引き起こしたりする場合もありますので早めに対策してあげましょう。

乾燥肌の対策は、部屋の加湿(湿度50%から60%が目安)、保湿スプレーや保湿シャンプーなどが効果的です。 加湿の方法としては加湿器を使ってもいいですし、濡れたタオルを干すなどでも効果があります。

シャンプーがフケの原因となる場合も

愛犬のフケが気になるならシャンプーも見直そう

犬のフケはシャンプーが原因となっている場合もあります。

愛犬のシャンプーをしてあげるのは非常にいいことですが、良かれと思ってしてあげていることが犬にとって悪影響を与えているとしたら悲しいことです。大事な愛犬にしてあげているシャンプーに何か問題点はないかチェックしておきましょう。

シャンプーのやりかた

犬のシャンプーはやりかたによっては肌を傷つけてしまい、フケや皮膚のトラブルの原因となってしまいます。

普段から飼い主さんご自身で愛犬のシャンプーをされている場合はシャンプーのしかたに間違いがないかチェックしてみてください。

◆シャンプーの前に丁寧なブラッシングを

◆身体を洗うお湯の温度はぬるめで(35~38度)

◆シャンプーは使う前にしっかりと泡立てる

◆ゴシゴシと強く洗うのはNG。肌を傷つけないよう優しく洗うこと

◆シャンプーの液が残らないよう丁寧にすすぐ

◆シャンプーの後はタオルで水分をよくふき取る

◆最後にドライヤーで毛の根本からしっかり乾かす。低めの温風か送風で

シャンプーの頻度

犬はあまり頻繁にシャンプーをしていると皮脂が必要以上に失われて乾燥肌になってしまい、やがてフケが増えてしまうこともあります。

乾燥肌が続くと先に述べたように皮膚のバリア機能が低下してしまいますので、フケだけでなく様々な皮膚のトラブルを起こしかねません。愛犬のシャンプーは月に1~2回程度までにしておきましょう。

尚、皮膚病の治療で専用のシャンプーを使っている場合はもっと頻度を増やすこともありますので、その場合は獣医師の指示に従ってください。

シャンプーの種類

フケが多く出る原因として、シャンプーが犬のお肌に合っていない可能性も考えられます。特に、シャンプーを変えたタイミングでフケが多くなった場合はこの可能性が高いです。

乾燥肌なのに脱脂効果の高いシャンプーを使っていないか、細菌の感染症ではないのに抗菌シャンプーを使っていないかなど、使っているシャンプーが本当に愛犬に合っているのか一度チェックしてみましょう。

まとめ

愛犬の健康のために

いかがでしたでしょうか。

健康な犬は目に見えるようなフケはほとんど出ることがありません。

フケが出るということは愛犬の皮膚になんらかの異常が起こっている証拠ですので、気付いたらなるべく早く動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。

ただの乾燥肌やシャンプーが原因だったとしてもそこから皮膚病に発展することもありますので、大事な愛犬の健康を守るためにも、早めに対策してあげましょう。

(Text:五十嵐ひろし)

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