こんにちは、イエカラ薬局の丸井です。
愛犬が白内障になってしまった。または白内障の予防をしたい。
白内障の症状や原因、正しい治療方法や予防方法を把握することによって、愛犬の健康を守ることが出来ます。
白内障の治療に目薬と手術ならどちらがいいのか、メリット、デメリットについても説明していきます!
シーナック(C-NAC)は人間用として使われていましたが、犬猫にも有効な白内障の進行改善効果が期待出来る目薬です。
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犬の白内障の原因とは?
犬の白内障の原因とはなんなのか?
その原因は主に老化とされています。
犬種によって違いはあるものの、だいたい10歳前後に起きやすいと言われていますが、若いうちから発症したりもします。
白内障は少しずつ進行していくものとなっているんです。
ですが、犬は普段の生活において視覚だけで生活しているわけではなく、聴覚や嗅覚などの感覚も利用し生活しているので、普段の生活に大きな支障はないとされています。
犬の白内障の種類
白内障の種類には先天性と後天性の2種類あります。
先天性の白内障とは、生まれながらに発症しているものです。
また後天性の白内障は産まれてから暫くして発症するものになります。
先天性白内障
先天性白内障とは、遺伝的要因が強いとされていて、予防することは困難とされています。
この先天性白内障は、母犬のお腹にいる時から症状が始まっていて、生後2か月くらいから白内障が見てわかるものとなります。
また人間と同じように目を酷使したり、ストレスであったり、目の病気が原因で白内障となることもありますが、現時点でははっきりとした原因はわかっていないんです。
後天性白内障
・若年性白内障⇒0~2歳で発症
・壮年性白内障⇒3~6歳で発症
・老化性白内障⇒7歳以降で発症
後天性白内障は、この3種類に分かれています。
6歳以内に発症した白内障でも若年性白内障と言われることもあります。
白内障になりやすい犬種
若年性白内障は先天性のものとなっていて、遺伝的な部分が原因とされています。
この症状は犬種によって発症のしやすさは変わってきます。
主に発症しやすいとされている犬種は以下のものになります。
キャバリア・キングチャールズスパニエル、アメリカン・コッカースパニエル、イングリッシュ・コッカースパニエル、ウェルシュ・コーギー、ウエストハイランド・ホワイトテリア、シュナウザー、ビーグル、ボストン・テリア、シベリアン・ハスキー、ラブラドール・レトリーバー、etc・・・
このように、大型犬から小型犬まで、体の大きさに関係なく白内障に患ってしまう可能性があります。
犬の白内障の症状とは?
犬の白内障症には段階があります。
初期症状の場合として
・目の白濁
⇒意識しないとわからないかもしれないですが、目が白く濁っているように見えます。また白内障が進行していくにつれて、白い濁りもどんどん濃くなっていきます。
・行動の変化
⇒物に気が付きにくくなり、よくぶつかりながら歩いたり、つまずいたり、物音に敏感になったり、動いているものを目で追わないようになります。
白内障のセルフチェック方法について
白内障は犬の目をしっかりと見てあげればわかります。
ですが、犬がしっかりと前が見えているのかどうかを確認したい場合は、ティッシュを目の前に落としてみたり猫じゃらしの様な、おもちゃを目の前で動かした際に、目で追っているかどうかを確認しましょう。
その際に左目、両目(顔の中心)、右目の位置でものを動かしてみたりして目の動きを見てみましょう。
どちらか片方の目だけ動きがないのであれば、その目の視力が低下していて見えずらくなっています。
犬の白内障の予防方法とは?
結論から言うと白内障を完全予防することはできません。
あくまで出来るのは発症するまでの進行速度を抑えることなんです。
先ほども説明しましたが、後天性白内障は老化によるものなので、予防することで発症を遅らせることはできても、絶対に発症しないわけではありません。
しかし、それでも予防してあげれば少しでも長く快適に過ごせるようにする事ができるので、愛犬になるべく健康に過ごして欲しい方はしっかりと予防してあげるようにしましょう。
白内障の予防方法について
白内障の予防方法として気をつけたいことは、目だけではなく身体全体の抗酸化になります。
年齢を重ねるにつれて身体が酸化していきますが、この酸化を遅らせることで白内障も出来る限り進行速度を抑えることが出来ます。
予防方法として手軽に出来るのが、食事の栄養管理になってきます。
ビタミンEやビタミンCなどを含むものを選んであげることにより、水晶体の酸化を防ぐことができ目の衰えを改善します。
※注意
糖尿病も白内障の原因になる可能性も高いので、肥満にも気をつけるようにしましょう!
犬の白内障の目薬の成分Nアセチルカルノシン
白内障の目薬に含まれる成分のNアセチルカルノシンを含むシーナック(C-NAC)は白内障の進行を改善させる点眼薬となっています。
Nアセチルカルノシンには抗酸化作用があり、白内障の原因である水晶体の酸化を抑制します。
またシーナック(C-NAC)は副作用がなく長期的な使用をして白内障の予防をするとしても安心して利用できるものとなっています。
さらに、これは白内障の仕組み的に懐疑的な意見も多いですが、盲目になっていないのであれば視力が回復したり、白内障の症状である目の白濁部分が小さくなったというような改善効果も報告されています。
白内障の治療は目薬か手術ならどちらがオススメ?
白内障を治療するなら目薬と手術とありますが、それぞれメリット、デメリットがあり、飼い主の方の判断によりますので、この両方を見比べてどうするか決めてみるようにしましょう!
点眼治療のメリット
点眼薬の良い点として、犬に対して負担をかけることが少なく進行を改善する事が出来ます。
その為手術の負担に耐えられそうにない愛犬でも治療していくことができます。
また目薬代のみで済みますので費用は安いものとなります。
点眼治療のデメリット
白内障の進行遅延や視力改善には期待できますが完治させることは出来ない点と、症状によっては視力回復が難しい場合があります。
また点眼薬なので、嫌がる子は暴れたりして大変だったりします。
手術治療のメリット
成功率も比較的高く、完全に治療する事が出来ます。
成功する確率は病院によって違いますが80%以上といわれていて、成功率の高いところであれば90%だったりします。
手術治療のデメリット
まず、犬の目の手術ができる動物病院自体が希少となっています。
そして犬の負担が大きいのと、金額が高いものになります。
手術費用は大体30万前後となっており、薬の投与だあったり、入院費を含めると40万前後かかってしまう事もあります。
手術をした後の犬のケアが大変だったりもします。
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<商品説明>
シーナック(C-NAC)は人間用として使われていましたが、犬猫にも有効な白内障の改善効果が期待出来る目薬です。白内障点眼薬として有名な「キャンC」のジェネリック医療品となり値段も安く、白内障や目の痒みなどの予防・進行改善どちらにも使えるので人気です。
<使用方法>
シーナック(C-NAC)の使用方法は最初の6か月間は1日2回朝夕に両目に1滴ずつ点眼して下さい。その後、7か月目以降は1日1回両目1滴ずつ点眼して下さい。
<注意点 副作用>
個人差がありますが、シーナック(C-NAC)は長期投与でも10年以上に渡る臨床実験でも重篤な副作用の報告は未だありません。人間用に開発されたお薬ですが、犬や猫にも使用する事ができ、安全性に優れており副作用はあまりありませんが、稀にかゆみなどが起こる可能性があります。
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愛犬が白内障になってしまった場合に意識してあげたい事
目が見えないというのは不安を感じますので、飼い主が行動する上でちょっとした事を意識してあげるだけで安心感を与えることができます。
もしも愛犬が白内障になってしまった場合は、少しでも安心して生活できる様な接し方を心がけましょう!
愛犬が過ごしやすい環境を用意してあげる
目が見えない状態となってしまった場合でも、元々置いてあった家具の位置を感覚で覚えているので家具の位置をあまり頻繁に変えないようにしてあげるといいでしょう!
また愛犬が歩く場所に物がおいてあったりするとスムーズな移動が出来なくなってしまいますので、どけてあげるようにしましょう。
その他にも、ご飯の場所やお水を置いておく場所、トイレの位置などをまとめてあげることもいいですよ。
目が見えないので行動する範囲を狭めてあげることで愛犬としては楽になります。
声をかけるようにする
白内障により目が見えないので、いきなり触ったりするとビックリすることがありますので、自分の匂いを嗅がせてから触るといいでしょう。
また飼い主の声は愛犬にとって安心するものなので、愛犬の名前を呼んであげることで緊張をほぐしてリラックスさせてあげることが出来ます。
犬の白内障まとめ
いかがだったでしょうか?
愛犬が白内障になってしまう可能性はゼロではないですし、早い段階で白内障となってしまった場合の対応には気をつけないといけません。
また白内障にならないように事前に点眼薬を利用することによって少しでも長く快適に過ごせるようになります。
愛犬の為に出来ることは飼い主の気づかい次第になってきます。
大好きな愛犬の変化を見逃さないようにしていきましょう!
(text…丸井和樹
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