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思春期ニキビの治し方とは?10代のニキビに効果のある薬や生活改善

【思春期ニキビを治そう!】10代のニキビに効果のある薬から生活改善まで

こんにちは、「イエカラ薬局」の小池です!

思春期にニキビはつきもので、毎朝鏡を見ては「また増えてる…。」とつい憂鬱になってしまうものですよね。

みなさんの中にも毎朝ため息をつきながら学校へ行く人はかなり多いのではないでしょうか?

10代のニキビができる原因は、ホルモンのはたらきが活発になるせいで大人に成長するためには避けては通れない道。

しかし、昔は生活習慣を見直すくらいしかありませんでしたが、最近はニキビを治す技術が進歩して10代の思春期ニキビを治す薬もたくさん登場していますね。

ということで、今回はそんな思春期ニキビを即効で治すための薬から、根本的に解決するための改善策までをわかりやすく解説していきます。

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10代におこる思春期ニキビ、その原因とは…?

10代におこる思春期ニキビ、その原因とは…?

10代のうちはニキビと呼ばれ、20代でできると吹き出物なんて名前が変わったりもしますが、ニキビができる原因は老若男女問わずたった1つ。毛穴の中に皮脂がたまって、毛穴を塞いでしまうのが理由です。

第一段階:白ニキビ

で、何かしらの理由でこの毛穴が詰まってしまった状態が巷で言う白ニキビなんて呼ばれるものです。

もう鏡を見れば「あっ、白ニキビだ。」とひと目でわかっちゃうくらいそれなりに目立ちますが、皮脂が詰まってるだけなので炎症もなければ痛みもほぼありません。

第二段階:黒ニキビ

しかし、毛穴が塞がっているので皮脂はどんどん皮膚の中にたまっていきます。

すると、皮膚の表面にちょっとだけ漏れ出して先っぽの部分だけが酸化して黒くなります。

これがニキビの第二形態・黒ニキビです。

目立ちやすい黒色なので鏡を見るたびにもうだいぶ嫌になっちゃう感じですが、やっぱり皮脂が詰まってるだけなので見た目以上に治しやすい状態です。

ニキビはどうにかこの第二段階までに治していきたいところですね。

第三段階:赤ニキビ

白ニキビや黒ニキビでは、毛穴は画像のように密閉された皮脂の貯蔵庫みたいになっているのがわかりますが…ニキビの原因菌としておなじみアクネ菌は、皮脂が大好きで酸素が大嫌い

つまり、この状態はアクネ菌にとっては楽園とも言うべきもう最高の環境なんです。

黒ニキビが発生する一方でこの皮膚内部の皮脂の貯蔵庫では、アクネ菌がどんどんと増殖していき次第に炎症を起こしていきます。

これがいわゆる赤ニキビで、触ると痛い、潰すともっと痛い、というニキビですね。

第四段階:黄ニキビ

黄ニキビができると、貯蔵庫部分では増殖を続けるアクネ菌と増殖を阻止する白血球の大戦争が始まります。

すると貯蔵庫には白血球の死骸=膿もたまるようになるわけですが、これこそが黄色ニキビの正体です。

痛いのに加えてかゆみなんかもあったりするくらいですが、赤ニキビよりも状態は悪いので毛穴の組織が破壊されていたり、肌の深部(真皮層)までダメージが与えられていたりと内部の状況は結構深刻なことになっています。

白ニキビと黄ニキビは見分け方が難しいですが、鏡を見て

・ふくらんでいる

・痛みがある

・白の周りに赤い縁取りがある

といった特徴があるようなら十中八九、黄ニキビの方と思って良いでしょう。

最終段階:紫ニキビ

そんなこんなでニキビ内部の炎症が最悪状態になっていくと、新陳代謝が行われなくなり排出されない膿や血が古くなり紫色へと変色していきます。

これがニキビの最悪の状態、紫ニキビです。

仮に治ったとしても色素沈着やケロイド、クレーターといった痕が残ることも多いようです。

さすがに紫ニキビまで症状が悪化する人はあまり多いようには思えないですが、もし心当たりのある方は今この瞬間に皮膚科に電話して1秒でも早く医師に診てもらいましょう

10代の思春期ニキビは手っ取り早く薬で治せる

さて、ニキビの原因がわかったところで今度は具体的な治し方を見ていきましょう。

ニキビを治す、できにくくする基本は「生活習慣とスキンケアの改善がほぼほぼですが、手っ取り早く治すのであれば薬を使ってしまうのもアリです。

医学の世界は日進月歩、小池が10代だった頃ならいざ知らず、今ではニキビを治すための高い効果をもつ薬が本当にたくさん販売されていますので、ひどいニキビに悩まされている方はぜひ参考にしてみてください。

皮脂の分泌を減らす薬

レチノやアダフェリンなどの薬は、有効成分によって皮脂の分泌を減らしつつ毛穴自体を小さくする作用があるほか、皮膚のターンオーバーを促進させる効果もあるので、シミやニキビ跡も同時に取り除くことができます。

まさにニキビを治すための要素がこれでもかというくらいギュッと詰められた薬ですね。

薬の名前は聞いたことない人がほとんどかと思いますが、日本の皮膚科でもよく処方されるディフェリンのジェネリック薬ですので、効果は抜群ですよ。

【レチノA0.05% (retinoa)】

レチノA0.05% (retinoa)

レチノA0.05%はにきびの画期的な治療薬ディフェリンのジェネリック医薬品です。ディフェリンは多くの日本の皮膚科でも処方されています。効果がほとんど変わらない優秀なジェネリックも多く、レチノAもその一つ。主成分のトレチノインは皮脂の分泌を減らすと同時に毛穴自体も小さくし、今あるニキビの治療から、これからできるニキビの予防までできます。

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【アダフェリンジェル0.1%15gm (adaferingel)】

アダフェリンジェル0.1%15gm (adaferingel)

アダフェリンジェルは画期的なニキビ治療薬として有名なディフェリンのジェネリック薬です。皮膚科でもよく使用されている、安全で効果が高いにきび薬です。できてしまったニキビ治療にも、これからできるニキビの予防にも効果があります。有効成分レチノイドが皮脂の分泌を減らすので、毛穴に皮脂が詰まるのを防ぎます。

ちなみに、肌をターンオーバーさせると聞くとすごく良いイメージがありますがデメリットがあるのも忘れてはいけません。

その分だけ肌が薄くなり弱くなってしまうので、肌に自信がある方でも洗顔や保湿、紫外線対策などなどケアはいつも以上に行わないとニキビは治っても肌表面がテカテカシワシワなんてことにも…

使い始めの1ヶ月くらいは赤くなったり皮がむけたりしますが、これは薬が効いている証拠でもあり、肌が慣れれば徐々に改善していくのでそれまでの間は触ったり皮をむいたりは厳禁!

ただ、使い続けても改善しない場合は薬が体に合ってない可能性も考えられるので、残念ですが違う方法での改善をおすすめします。

アクネ菌を殺菌する薬

同じく、皮膚科でも処方されるおなじみの薬では抗生物質があります。

ニキビの原因菌となるアクネ菌の増殖を抑えて炎症を防いでくれるので、こちらもニキビの改善には非常に高い効果が見込めます。

薬の系統はいろいろあってここでは弱中強と3種類ほど紹介させていただきます。

下に行くほど効果が高く副作用が強くなっていくので、まだ肌の弱い10代の方はまずマクロライド系抗菌薬のアジーから試していくのがおすすめです。

【アジー250mg/500mg/1000mg (azee)】

アジー250mg/500mg/1000mg (azee)

この製品はジスロマック(ZITHROMAX)のジェネリック薬アジーです。有効成分はジスロマックと同じアジスロマイシン(AZM/AZITHROMYCIN)で効果は変わりませんが、ジェネリック医薬品なので価格は格安です。アジーは抗生物質の中でもマクロライド系抗菌薬というタイプに分類されます。マクロライド系抗菌剤は比較的新しい種類の抗生剤で、幅広いタイプの細菌に効果があります。

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【クラミジア・淋病の治療薬クラビット・ジェネリック】

クラミジア・淋病の治療薬クラビット・ジェネリック

クラビットジェネリックはクラミジアの特効薬として知られる抗生物質です。クラビットジェネリックは性病治療以外にも、膀胱炎や肺炎、腸炎にも効果があります。医療機関では特に泌尿器科や耳鼻科、婦人科で頻繁に処方されますが、その他の診療科でもよく使われます。様々な感染症に効果がある一方で、副作用が少ないので、常備薬としても最適です。

【ダラシン300mg(dalacin)】

ダラシン300mg(dalacin)

ダラシン300mg(dalacin)はファイザー社が開発したニキビ治療などに使われるリンコマイシン系抗生物質です。主成分のクリンダマイシンは細菌の蛋白合成を阻害することによって強い殺菌作用を発揮するため、ニキビの原因菌であるアクネ菌(常在菌なので完全な死滅はしない)の増殖を抑えてくれます。特にダラシンは殺菌力が高いため、大人ニキビや重度のニキビを治療するのに最も適しています。

長期的に改善するなら生活習慣とスキンケアの見直し

長期的に改善するなら生活習慣とスキンケアの見直し

ということで、思春期ニキビは薬で手っ取り早く改善できますが、それでも結局これは対症療法にしか過ぎません。

原因を根本から解決するためには生活習慣の改善が必須!ということで、日々行える対策も見ていきましょう。

生活習慣の見直し

基本はバランスの取れた食生活、質の高い睡眠、適度な運動が重要となります。

10代で若いからって、ついつい深夜までスマホをいじってたり、脂っこいものばかり食べてませんか…?

洗顔の見直し

洗顔は、できれば朝夕2回行いたいところですがそれ以上はやりすぎなのでNG!

方法は、しっかり泡立てて泡で汚れを吸着するようなイメージで洗顔していくだけでOKです。

ぬるま湯ですすいだら、仕上げに冷水で毛穴をしっかり引き締めましょう。

また、肌の水分が失われて乾燥しているとより皮脂が分泌されるので、洗顔後は化粧水や乳液でしっかり保湿してあげるのも忘れずに。

どこでも言われていることですが、”刺激を避ける”というのが基本中の基本になります。

皮膚科に行く

ほうぼう手を尽くしてもダメな場合は、お金も時間もかかりますが皮膚科に行くというのが何と言っても一番効果的です。

とはいえ、ご近所の皮膚科に行くだけでは上と同じような薬を処方されて「はい、終わり。」というケースも考えられるので、ニキビを専門的に扱っているクリニックに行くのがおすすめです。

ただし、専門外来は治療が保険適応外になる場合もかなり多いので、あらかじめホームページなどで料金表などを確認しておきましょう。

(Text:小池 侑未)

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