こんにちは、イエカラ薬局の丸井です。
風邪は治ったのに咳が長いこと続いていて、なかなか治らない。
喘息だと思ったけど、変な呼吸音はしないから大丈夫かな?
なんて思い、放置してしまう事は危険なんです。
今回は『喘息を放置することによる危険(リスク)』について説明していきたいと思います。
長期間続く咳は風邪ではないの?
咳が長期間続く場合は、風邪ではない場合があります。
風邪の原因はウイルスが80%~90%と言われており、残りの10%~20%が細菌とされています。
風邪のウイルスは身体の中に入り込んで増殖していきますが、増殖する力が微々たるものなので長期間も体内に滞在することが出来ません。
細菌の場合は、普通の風邪と比べると発熱や倦怠感、吐き気などのような症状が重い場合がありますが、抗生物質を利用する事で改善することができるんです!
咳が長いこと治らないのは病気の可能性がある
咳が長いこと治らないのであれば、風邪以外の病気が考えられます。
・肺がん
・結核
・間質性肺炎
・心不全
これらのような重い病気も考えられます。
まずは一度、病院にて診察を受けることをお勧めします。
咳喘息を早く治したい
長期間続く咳の原因として有名なのが咳喘息になります。
咳喘息は、慢性的な咳が長期間続く気管支の病気で、一般的な咳と同じように気道が狭くなり、刺激に対して敏感になり、炎症や咳が起こるものとなります。
ですが気管支炎喘息の場合、呼吸音でゼイゼイ、ヒュウヒュウとした音がし、息苦しさもありますが、咳喘息にはありません。
咳喘息は気道にある粘膜に常時炎症が起きており、ハウスダストや花粉、気温差のある空気を吸うことで炎症部が敏感に反応し、激しい咳が出ます。
咳喘息は風邪が原因で発症するの?
咳喘息の発症は風邪が原因の場合が多いとされていますが、他にもいくつかあり花粉症、ストレス、添加物、PM2.5、疲労などが発症する要因とされています。
長期間続く咳や喘息を放置することによる危険
長期間続く咳や喘息を放置する事は危険なんです。
咳や喘息を放置する期間が長ければ長いほど気管支や肺が固くなっていき、気管支喘息となる確率が上がっていきます。
また肺機能の低下もあり、これを放置していくことで満足な呼吸ができなくなっていき、死に至るケースもあります。
長引く咳は風邪以外にも考えられる病気もありますので、それについてもご紹介していきます。
長引く咳は風邪?他の病気?
長引く咳の原因として考えられる病気は基本的に考えられるのが3つあります。
・気管支炎喘息
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・肺炎
となっており、これらが起こす症状や原因について説明していきます。
呼吸音の異常『気管支炎喘息』
気管支炎喘息とは慢性的に気管支が炎症を起こすことにより、花粉やハウスダストなどに対して敏感になり、空気が通る気道が狭くなってしまう病気なんです。
主な症状としてはゼイゼイ、ヒュウヒュウとした呼吸音がします。
また咳や痰なども出るようになります。
この気管支炎喘息は毎年たくさんの方が命を落としている病気で子供から大人まで患っている病気です。
気管支炎喘息はダニ、カビ、埃、ペットの毛、食品添加物などが原因とされていて、体がビックリして免疫力を過剰に反応してしまい起こる病気となっています。
煙草の病気『慢性閉塞性肺疾患(COPD)』
長期間続く咳の原因として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)も考えられます。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)原因は煙草の煙なんです!
驚くことに喫煙者の15%~20%もの方に慢性閉塞性肺疾患(COPD)は発症しました。
また肺に煙草の煙が入ることにより、気管支炎の炎症や咳が出たり、痰(たん)が出たりするような症状があらわれます。
煙草には有害物質が大量に含まれており、それが肺に入ると炎症が起き、肺機能は低下します。
煙草の煙を肺に入るという事は、死の危険(リスク)を抱える可能性があるんです。
そんな死の危険(リスク)から身を守る為にも、禁煙することが重要になってきます。
ですが、どうしてもタバコを辞められないなという方もいると思います。
そのような方にお勧めなのが禁煙補助薬です。
喫煙者から非喫煙者になるために
チャンピックスには煙草を美味しく感じさせなくする効果もあり、喫煙を再開することが少なくなります。舘ひろしさんがチャンピックスで禁煙に成功したこともとても有名です。
ブプロンのたばこをやめる効果はニコチン製剤や電子タバコの2倍もあると言われています。煙草を止めるとイライラしたり体重がふえることがありますが、ブプロンはそれらの禁煙に伴う症状を抑える効果もあります。
ウイルス感染から始まる『肺炎』
肺炎とは、その名の通りで肺が炎症を起こすもので、厚生労働省の平成28年度の死因別死亡数で3位に入るほど死亡率の高い病気となっています。
1位が悪性新生物(がん)で28,5%
2位が心疾患で15,1%
3位が肺炎で9.1%
4位が脳血管疾患で8,4%
また肺炎は細菌やウイルスなどが鼻や口などから体内に入り込み炎症を起こす病気です。
本来であれば、細菌やウイルスなどは体内に入り込み前に喉で止めることが出来るんですが、免疫力が低下している時には、喉で阻止する事が出来ないことがあります。
4つの咳の予防と改善方法
咳の予防や改善をする方法は4つあります。
どれもすぐに始められるような内容なので、時間があるなら試してみてはいかがでしょうか?
1、はちみつ
はちみつには抗炎症作用や抗酸化作用があり咳が辛い時に飲むと良いとされています。
劇団の講師などをしている方でも、喉に違和感を感じたり、舞台前にははちみつを飲むように言われているところもあるくらい、はちみつは喉に対して良いんです。
はちみつだけで飲むのは厳しいと思いますので、紅茶やコーヒーなどに入れて飲んでも問題ありません。
カフェインの摂取をしたくないのであれば、白湯でも構いません。
2、マスクとうがい
マスクの着用で、くしゃみや咳などからくるウイルスの飛沫感染を防ぐことで対策をとります。
またマスクの着用はハウスダストを直接肺に入れないように予防することも出来ます。
3、運動
運動をすることにより、肺機能を向上させます。
そうすることで、十分な酸素を体内に取り込み各器官を健康なものにし免疫力低下を防ぎます。
まずはストレッチの様な簡単な運動から始めてみるのもオススメです。
4、規則正しい生活リズム
運動と同じように規則正しい生活リズムは免疫力低下を未然に防ぐことが出来ます。
偏った食生活や、不規則な睡眠などを正していくことが重要になります。
それでも改善されないなら医療薬
それでも改善されないのであれば、医療薬品に頼ってみましょう。
また症状の悪化の場合も同様です。
長期間続く咳の放置は危険なので、早期的な対策が必要となってきます。
薬には治療効果の高いものがありますが、その分副作用も強いものもあります。
なので、まずは一度病院にて診察をしていただくことをお勧めします。
どうしても病院に行く時間がない場合は、医療薬品専門の通販サイトで購入可能とはなっています。
万が一、体に異常を感じた場合は、速やかにお近くの病院で診察を受けるようにしましょう。
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セロフロ インヘラー吸入器125mcg (seroflo-Inhaler)
<商品説明>
セロフロを吸入する事で気管支を拡張させ、気道を保持し、呼吸困難を改善させて炎症を抑える効果があります。喘息を予防するだけではなく、喘息の炎症を鎮めてくれるのはこのセロフロだけです。就寝前にセロフロを吸入する事で朝の発作予防にも繋がり、喘息の原因はアレルギー性による症状とも言われています。
<使用方法>
毎日規則的に予防薬として吸入するようにし、1日に2回を約12時間の時間を空けて朝と夜に吸入して下さい。1日2回以上の吸入は禁止されています。
<注意点 副作用>
個人差がありますが、セロフロ(seroflo Inhaler)の副作用としては声がかすれたり、喉がイガイガする様な感覚になったり、血圧上昇の他、頭痛や吐き気等が挙げられています。セロフロは必ず良く振ってから使用し、口からの吸入だけに使用して下さい。
<商品説明>
ロタヘイラー吸入器 (Rotahaler)は喘息・気管支炎などの炎症時に起こる、呼吸困難の際に利用する吸入器となります。それ以外にも、慢性気管支炎・肺気腫・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・アレルギー性鼻炎・咳などの緩和や予防で利用されます。効果時間は薬12時間程度となっており、半日近く喘息や気管支炎などの症状を緩和することが出来ます。
<使用方法>
ロタヘイラー吸入器 (Rotahaler)の使用方法は1日1~2回の吸入となっており、1日の最大量は1mgになります。
<注意点 副作用>
ロタヘイラー吸入器 (Rotahaler)は感染症や結核の方は使用することが出来ません。吸入器を使用した後に成分が口に残っていると口内カンジタの原因になってしまう場合がありますので、必ず使用後はうがいをする様にしてください。副作用としては、動機、血圧の上昇、息切れ、頭痛などが報告されていますが、どれも軽い症状と言われています。
<商品説明>
モンテア(Montair)は、アレルギー性鼻炎や喘息(ぜんそく)の治療薬などに効く事で有名なシングレアのジェネリック製品です。その他にも花粉症などの鼻づまりタイプのアレルギー性鼻炎にも最適とされています。
<使用方法>
成人の場合、症状によって服用方法が変わってきます。アレルギー性鼻炎の方の場合は、一日1回寝る前に5mgか10mgを水または白湯で服用してください。また気管支喘息の方は、一日1回寝る前に10mgを水または白湯で服用してください。
<注意点 副作用>
個人差がありますが、モンテア(Montair)の副作用として、吐き気、下痢、胸やけ、頭痛、眠気、蕁麻疹(じんましん)などがあります。その他に稀にアナフィラキシー症状、血管浮腫(けっかんふしゅ)、肝機能障害などのような症状が出ます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
長引く咳はいくつか症状があり、どれも危険なものになります。
最悪の場合、命にも関わってきますので、早期的な治療や対策をするようにしましょう!
快適な生活を送れるように、日々健康な時を過ごしていきましょう!
text…丸井和樹