『生理が近づいてくるとイライラしてきたり』
『攻撃的になったり』
このような状態になった経験がある人は、実に8割近くと言われる生理前の心や体の不調。
生理が来るのが怖い…そんな悩みを抱えている女性も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、そんな生理前の不調はPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状で、改善するための手段も数多く存在しているんです。
今回は、そんなPMSの症状を改善できる漢方から意外な効果をもたらす薬までいろいろな解消法をご紹介します。
生理前のイライラがひどい…それってPMSかも?
PMSとは、「Pre Menstrual Syndrome」の略語で、日本語に直すと「生理の前症候群(正式には月経前症候群)」です。
生理が始まる3~10日前くらいになると起こる「イライラしたり逆に憂鬱になったり~」なんて症状もPMSですし、「胸が張る、お腹が痛い、眠い」といったのもPMSの代表的な症状なんです。
しかし、PMSの症状は人によって本当に千差万別。
とにかく人によっていろいろな症状があるので上の例に当てはまらなくても「生理の前になるといつも身体や心に違和感が…。」なんて方はPMSを疑ってみても良いかもしれません。
PMSの症状は多種多様
出典:【みんなどうしてる?】辛いPMSを乗り切る方法|生理用品のソフィこのPMSが起こる原因は、生理前後の女性ホルモンの急激な変化が関係しているなんて言われていますが、実はまだはっきりとした原因は解明されていません。
そのため、今のところはあらわれた症状を緩和する治療が精一杯なのですが、何千年も使われてきた漢方もあればここ数年で登場した新薬もあったりと、PMSに対する改善策も日に日に進歩し続けているのです。
ということで、早速そんなPMSの改善方法について見ていきましょう。
PMSがつらいときは無理せず薬に頼ろう!
PMSは、1931年にアメリカのフランク博士によって初めて報告されてからはじめて広く知られるようになった症状ですが、実はPMSという言葉ができる何千年も前から女性の月経症状(生理痛)の緩和のために使われてきた薬があります。
それが、中東の近辺に生えるチェストツリーと呼ばれる木です。
最近の研究ではチェストツリーの実(チェストベリー)にはプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンの分泌を促すほか、ホルモンバランスを整える働きもあることがわかっていて、ドイツではPMSの治療薬としてチェストツリーが認可されているほど。
3~5mくらいの低い木で紫色の花が咲く
日本でももう10年以上前からチェストベリーが入った漢方薬やサプリは数多く販売されていて、サプリメントなのでさほど副作用を気にすることなくPMSの症状を緩和できるのがポイントです。
化学物質を使用していないことや医薬品でない為、安心してバストアップの為にご使用頂ける人気のバストアップサプリメントです。有名なアイファイブ社より発売されていることも人気の秘密ですがバストサクセス(ブレストサクセス)の成分が女性ホルモンに近い作用を持ち女性特有の悩みや更年期障害・PMS月経前症候群、虚弱体質などにも期待できるとされていることで大変多くの年代の女性から支持を受けています。
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2014年には日本初のPMS薬も誕生
また、2014年には日本でも初めてPMSのための薬が登場して話題になりました。
これはゼリア新薬のプレフェミンという名前で、CMも放送していたりするので見たことがある人も多いのでは?
ちなみに、このプレフェミンに含まれている有効成分も実はチェストベリーそのもの…、まさにチェストベリーさまさまですね!
プレフェミンの有効成分もチェストベリー
出典:生理前の不快な症状、PMSを治そう。PMS治療薬 プレフェミン:ゼリア新薬さて、プレフェミンは薬局やドラッグストアでも気軽に入手できるものですが、実際お店に行ってみると同じような薬に命の母ホワイトなんてものもあると思います。
どちらを選べば良いの…と悩む人もいるかもしれませんが、命の母ホワイトが第2類医薬品なのに対して、プレフェミンはより効果が高いとされる第1類医薬品に分類されています。
効果が強いぶん副作用も強いので、症状が重い自覚のある人はプレフェミン、そこまででもない人は命の母ホワイトという形で使い分けるのがおすすめですよ。
低用量ピルもPMSの改善に効果あり
漢方や市販薬では全然効果がなかった、という方は低用量ピルを試してみるのもありかもしれません。
「なんでピル?」と思われるかもしれませんが、PMSの症状は排卵の前後で女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)が急激に変化するのが関係していると考えられています。
そのため、エストロゲンとプロゲステロンに似たホルモンを含んでいる低用量ピルを用いることで排卵を抑制、ホルモンの波をなるべく一定にすることでPMSの症状の軽減が見込めるんです。
生理の前後では女性ホルモンが急激に分泌される
出典:女性のからだと女性ホルモン|ベルメゾン ほけんはっけん!避妊薬のイメージが強いピルですが、実はPMSで婦人科にかかるとほぼ100%と言っていいほど低用量ピルが処方されるほどで、治療法としては実はかなり一般的なものなんですよ。
トリキュラー(triquilar)は、黄体ホルモンと卵胞ホルモンによって排卵を抑え、妊娠を防止する低用量ピル(避妊薬)で国内の産婦人科で処方率が最も高い商品(正規品)です。トリキュラーには避妊効果以外にも、ホルモンバランスの安定に伴って、月経痛(生理痛)・貧血・月経不順の改善、経血の減少、子宮がん・卵巣がん・子宮内膜症・更年期障害などの予防、更にニキビ・肌荒れ・多毛の改善も期待できます。
ジネット35(Ginette-35) は、体格の小さなアジア人向けにシプラ社が開発した低用量ピル(避妊薬)です。避妊のみならず、男性型の多毛症・抜け毛・ニキビを抑制する作用があります。さらに月経痛(生理痛)・貧血・月経不順・月経前症候群の改善、バストアップ、アンチエイジング、更年期障害の軽減といった効果も期待できます。
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低用量ピルの副作用
低用量ピルはれっきとした薬なので、使うと副作用があらわれる場合もあります。特に、飲み始めに吐き気や不快な気分になることが多いですが、これは数日で良くなるものですのであまり気にする必要はありません。
また、ピル=太るというイメージがありますが、低用量ピルではホルモン量が少ないためそういったことはほとんどないとされています。
…が、もし気になるようでしたら超低用量ピルというものもありますので、そちらに切り替えてみるのもありかもしれません。
基本的には飲み続けるうちにだんだんと体が慣れていきますが、体調に不安を感じたら念のため服用は辞めておいた方が良いでしょう。
まとめ
ということで、以上がPMSを改善するための対策になります。
現在も原因は解明されていないPMSですが、漢方から薬まで改善が見込める方法は意外とたくさん。
つらいPMSに悩んでいる方は、無理せず薬や漢方に頼って、その中から自分の体質にマッチする方法を見つけていただければと思います。