日常生活で沸騰した熱いお湯や暖房器具、喫煙者の方ならライターの火などで火傷してしまったなんて経験としたという方は少なくないと思います。
そんな時、しっかりと適切な処置をせずに放置してしまうと、火傷痕が残ってしまいます。
肌に目立った傷跡は残したくないですよね?
今回は火傷を負ってしまった時の対処方法と治療の仕方について説明していきたいと思います。
火傷(やけど)とは?
火傷とは基本的に火や熱いお湯などの熱源に接触することで、肌を痛めてしまうことから起こる皮膚組織の傷害症状です。
火傷には「高温火傷」と呼ばれる一般的な火傷と「低温火傷」の44℃~50℃の2種類があり、それぞれ違いがあります。
通常火傷(高温)
通常火傷は皮膚の表面に高温の火やお湯、暖房器具などが皮膚に触れることで起こる皮膚組織の傷害です。
この症状の場合は比較的、治りが早いものとされています。
低温火傷
低温火傷は体温より少し高いくらいの温度(使い捨てカイロ、電気毛布など)の熱源が長時間肌に触れてしまう事で、起こる皮膚組織の傷害です。
この低温火傷には段階があり、場合によっては皮下組織が壊れてしまい、感染症にかかりやすくなってしまったり、手術が必要になることもあります。
また治りも遅いのでしっかりとした対処が必要になってきます。
低温火傷になりやすい人の特徴
低温火傷にはなりやすい人が存在します。
◆高齢者や乳幼児(皮膚が薄い)
◆知覚や運動能力に麻痺のある方
◆糖尿病などの症状で手足の循環が悪い人
◆アルコールの飲み過ぎで感覚が鈍くなっている方
肌が薄いことで、体温より高いものに触れるとすぐに低温火傷してしまいます。
感覚が麻痺している方は厚いという事に気が付かず、長時間もの間、低温のものに触れてしまうことがあります。
火傷の症状や度合い
火傷には皮膚の表面だけに起こるものと、肌の奥深くで起こるものがあります。
火傷の度合いによって起こっている症状が違いますので、自分がどの段階の症状なのかを確認し的確な対応を心がけていきましょう。
Ⅰ度
Ⅰ度は皮膚の表面である表皮のみの損傷となります。
症状としては肌が赤くなったり、腫れ、ヒリヒリとした感覚があります。
基本的に数日で自然に治っていき、火傷痕も残りません。
浅達性Ⅱ度
浅達性Ⅱ度は真皮の上層までの損傷で、肌の赤み、浮腫性腫脹、水疱(水ぶくれ)があります。
また水ぶくれが破れ、ただれることで、痛みや灼熱感が起こります。
基本帝に約3週間かからなくらいで、火傷痕は殆ど残っていないような状態まで持っていくことが可能となります。
深達性Ⅱ度
深達性Ⅱ度は真皮の深層部までの損傷で、発赤・水ぶくれ、びらん、浅い潰瘍などが起きます。
ただし、痛みは軽いものとなっており、水ぶくれの下の皮膚が白っぽくなっているのが特徴です。
治療にかかる期間は約1ヵ月以上となり、軽度の瘢痕を残します。
Ⅲ度
Ⅲ度は皮下組織までの損傷で、痛みは感じることがありません。
これは痛みを感じるための神経も火傷によって死んでしまっていることが原因になります。
火傷した箇所は水ぶくれはできませんが、肌の表面が白く乾燥しているか、焦げたようになっています。
火傷箇所は盛り上がったり、ケロイド状になったりもします。
火傷した時の部位ごとの対処方法
基本的には火傷箇所を冷やすことが重要になります。
まずは流水に15~30分ほど局部の少し上あたりにあてて、痛みが治まるまで冷やしましょう。
ただし服を着た状態で火傷をしてしまった場合は、服の上から冷やすようにしてください。
手や足の火傷
手足の火傷の場合は、水道水を当てて冷やしてください。
顔や頭の火傷
顔や頭の場合は、シャワーで冷やすか、冷やしたタオルなどを使用するようにしてください。
目や耳の火傷
目や耳の火傷の場合は、冷やしたタオルを使用してください。
また氷を入れた袋を使用するのもありですが、長時間局部にあてていると凍傷の恐れがありますので、注意してください。
全身・広範囲に及ぶ火傷
全身・広範囲に及ぶ火傷の場合は浴槽に水を入れ、浸かるように煮やしていくのがいいでしょう。
長時間冷たい水に浸かっていると体温が著しく低下し、免疫力が下がってしまう可能性がありますので、注意してください。
火傷痕を消すには?
火傷痕を消すためにはどうしたらいいのか?
方法としては食事による治療と薬剤による治療の2つがあります。
この方法で完璧に治す事が出来るかどうかは個人差もありますし、症状の度合いによっても変わってきますが、少しでも目立たなくしていくことは可能です。
食事による治療
食事による治療方法はビタミンやミネラルをしっかりと摂取する事が重要になります。
火傷を負った際に傷の治りの進行速度を上昇させるとされているビタミンやミネラルを摂取することで、感染症を未然に防ぐ効果も得ることができます。
薬剤による治療
初期時による治療だとどうしても時間がかかってしまいます。
早期的に火傷痕を治療したい!という方は薬での治療をお勧めします。
ただし市販されているものではなく、病院で処方されるものの方がいいでしょう。
市販されている薬でも治療できるかもしれませんが、市販品は誰でも簡単に利用できるため、効力が強くはありません。
しっかりと治療したい場合は病院で処方される薬が1番効果的です。
なので、まず火傷をした場合は病院に行くことをお勧めします。
火傷した際にしてはいけないこと
火傷を負った際にしてはいけないことがあります。
万が一してしまった場合、大事になってしまいますので、気をつける必要があります。
火傷で出来てしまった水ぶくれは潰さない
水ぶくれは皮膚の表皮の下に体液が溜まってできるもので、潰さないようにしましょう。
水ぶくれの中にたまっている浸出液は、細胞に栄養分を供給したり、表皮部分が感染症を起こさないようにする役割を持っているので、故意につぶさないようにしましょう。
万が一潰れてしまった場合は医薬品を使用することをお勧めします。
衣服を着ている際の火傷は服を脱がない・脱がさない
衣服を着ている際の火傷は服を脱がない、脱がさないようにしましょう。
慌てて衣服を脱いでしまうと、皮膚が衣類にくっついたまま、皮膚が向けてしまう事があります。
またそこから細菌が入ってしまうことがありますので、衣服の上から冷却するようにするのがベストです。
火傷箇所にアロエを塗る
民間療法で火傷痕にはアロエが効果的という言葉を聞いたことがあると思いますが、やめましょう。
生のアロエを直接火傷痕に塗るという事には感染症の危険性がありますので、注意してください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
火傷をそのまま放置してしまうと重症化してしまい感染症を引き起こしたりもします。
そうならない為にも適切な処置が必要になってくるんです。
また火傷痕が気になっている方は食事による治療や薬剤による治療を行い、少しずつでも消していけるようにしてみましょう。