フォルテコール2.5mg(Fortekor)の通販購入や副作用や服用方法の紹介

効果・効能

フォルテコール2.5mg(Fortekor)は、犬猫の慢性心不全と慢性腎不全に効果があるお薬です。

ベナゼプリル塩酸塩を有効成分としたACE阻害剤で、バニラフレーバーの飲みやすい錠剤タイプになっています。

エランコアニマルヘルス社によって、犬の慢性心不全および猫の慢性腎不全治療薬として開発されました。

犬の僧房弁閉鎖不全による慢性心不全は、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(RAA)系が継続して活性化されます。

その結果、血圧上昇、血液量増加をきたし、心臓に負担がかかるため、症状が進行してしまいます。

フォルテコール2.5mg(Fortekor)は、RAA系を抑制し、血管拡張作用、容量過負荷の低下、利尿作用、心拍出量の増加、心筋保護により、心臓への負担を減少させます。

また、猫の慢性腎不全は、腎臓の機能単位である機能ネフロンの減少に伴い、残存ネフロンが、腎機能を維持するために代償性反応をおこし、慢性腎不全の病態が進行します。

代償性反応とは、1ネフロン当りの糸球体濾過量の上昇、糸球体内圧の亢進、メサンギウム細胞の増殖、糸球体の線維化、尿蛋白漏出などを起こします。

その結果、更なる機能ネフロンの減少が起こり、慢性腎不全の病態を悪化させます。

尿蛋白は、慢性腎不全の増悪因子と考えられています。

慢性心不全と慢性腎不全は治らない病気だからこそ、常に気を付けていたい病気ですし、フォルテコール2.5mg(Fortekor)は気軽に手に入る薬だからこそ、常備しておきましょう。

使用方法・服用方法・飲み方

フォルテコール2.5mg(Fortekor)の使用方法は、1日1回、犬、猫の体重に応じて経口投与します。

投与のタイミングは食前、食後のどちらでも構いません。

犬の場合は1kgにつき0.25mg、猫の場合は1kgにつき0.5mgを基準量とします。

副作用・注意点

フォルテコール2.5mg(Fortekor)の副作用として、排尿の変化、食欲減退、吐き気、突然の傾眠、虚弱などが報告されています。これらの症状が見られた場合は、獣医師に報告して下さい。

利尿薬や血管拡張薬など強い薬とともに用いた場合は特に、副作用が見られることがあります。

虚脱状態や異常が起きた場合は、すぐに獣医師に相談して下さい。

必ずペットの体重に合った用量をお守り下さい。

子犬又は子猫には使用しないで下さい。

1.25kg以下のペットには使用しないで下さい。

獣医師による処方に従って使用している場合は、安全で効果的なものですが、時に副作用をあらわす動物もいます。

塩酸ベナゼプリルに過敏症、アレルギーのある動物には使用しないで下さい。

他の薬と相互作用を及ぼすことがあるので前もって獣医師に相談しておくことが必要です。

フロセミド、スピロノラクトン、血管拡張薬、抗炎症薬などは特に注意が必要です。